NPO法人 アルファ発音塾

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コラム

分からん英語と私 (小倉陽子)

日本人の英語は分からん!
初めて日本人の英語に接する外国人の皆さんは、日本人の英語は何をいっているのかサッパリ分からないといいます。
「日本人は国際会議場で英語を話さない方がいい。」とアメリカ人が発言していました。
「どうしてこんな教育をしているのだ、自分は文科省に2度行った。」お台場でひらかれた 東京国際ブックフェアで出会ったイギリス人の発言です。

時代の要請で1809年英露語修得令が出されました。幕府の役人が、英語の習得を目指し一生懸命習得に励んだことは疑う余地がありません。しかし、学んだ英語は 通じなかったといいます。オランダ人、中国人の通詞の助けを借りたと聞きます。
以後200年、いまだに日本の英語は通じないというのが世界の常識になっています。

日本人の英語はなんとなく変というだけでなく、通じないところに問題があります。
ネイティブはstrange English変な英語といいます。前にのめった、寸詰まり感のある英語に、私は気後れして話す気になりませんでした。どこかに原因があるはずです。

発音記号は英語の読みガナです。どの辞書にも単語の読み方が発音記号で示されています。
発音記号を使えば、正しい、通じるカナが出来るはず。
「発音記号で英語をよむ」に取りくみました。試行錯誤の最中、通じない日本人の英語の原因が判明しました。