NPO法人 アルファ発音塾

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コラム

分かる英語発音習得のために (小倉陽子)

分かる英語発音習得のために私がとった行動は次の通りです。

  • 周知のために
  • それに気付いた時、せっかちな私は裁判にかけて、日本の英語発音教育の非を訴えると 決心しました。
    相談を持ちかけた司法関係者から、其の前に「アルファベット70音」を 公にし、反応、意見を求めるべきであるとの助言を頂きました。それを実践に移しました。塾 で生徒の反応を見ました。ホームページの開設をしました。東京国際ブックフェアに出展し、来場者の意見を求めました。各所に出講し、小学生、中学生、大学生、社会人の前で、「なぜ 日本人の英語が通じないか」「カタカナ語が英語でないわけ」などをテーマに話しかけました。
    否定的な意見はただの一件もきこえず、目から鱗、中学生のときに習いたかったなどのご意見ばかりでした。

  • 英語権威者への具申とその反応
  • それに比べ英語の大家への具申に対しては、想定内のことではありますが何のご意見もいただけませんでした。
    NHKの【小学生に英語は必要か】のパネルディスカッションのパネリスト、元東京外国語大学学長の中嶋嶺雄氏、鳥越俊太郎氏、阿刀田高氏、鳥飼久美子氏にそれぞ れ、関係する文書をお送りしました。辞書出版社へも関係書類を送りました。一出版社から、参考にさせていただきます、という返書を頂いただけでした。

  • 文科省の視学官、義務教育担当者の反応
  • 現在全国津々浦々外国人が補助教員として小中学校の教壇に立っています。
    これで問題は解決するとお考えなのでしょうか。答はノーです。
    私は文部科学省初等中等教育局の視学官である外国語教育推進室長と学習指導要領(英語)担当官、国際理解教育第二係官の3人と1時間半に亘って話し合いを持ちま した。「なぜ日本人の英語が通じないか」それに対する意見の交換、対策などを議題に挙げました。
    彼らは門外漢のような態度で終始しました。学校で勉強したのに通じないと嘆いている多くの日本人の存在、必要とする会話力を卒業後、個人で時間をかけて、お金をかけて会話の勉強をしている実態を、文科省の外国語教育推進室の係官はどう見て、何を考えているのか。日本人の英語の拙さに対して世界の英語話者は蔑みさえを持っています。
    これらの声は文科省の官僚たちには届いていないのだろうか!いや聞いて聞こえぬ振りをしている。面談した官僚からは「発音はいろいろあっていい」など堂々の発音があり、「そうでしょ?」と念を押された。一億総日本人の教育を司る中枢の発言です。恐ろしい事です。