NPO法人 アルファ発音塾

◀コラム目次

コラム

発音教育の現状 (小倉陽子)

発音教育の現状は次の通りです。

  1. 発音教育はCDを聞いて真似る。
    日本語にない音は聞き取れない。アクセントを正しく把握できない。
    CDにある単語はごく限られたもので、応用が利かない。
  2. 教科書に記載されているローマ字表。
    2記号1音に読むローマ字は英語の音を日本語音にかえる。
  3. 初学者用の英和辞典13種に記載されているローマ字読みのカナ表記
  4. 教科書ガイドのローマ字読みのカナ記号

無視できますか、この現実を!

あなたのお子様のために、ご自分のためにお考えになりますように!
戻ってこない貴重な時間を無駄なく使いましょう。
無駄のない、効果的な学習とは、発音の基本を学んでから、外国の人に直接レッスンを受けることです。

外国の人に直接レッスンを受ける効果を否定するものではありません。
私たちが努力の限りを尽くしても、ネイティブと同じような発音は相当に難しいものです。

しかし、本物の英語であるネイティブから直接レッスンを受けても、通じる英語が話せないことを多くの人が経験しています。
実際、私がホームページを開設して一番初めにアクセスをいただいたのは、アメリカのカンザス州で英語のレッスンをされておられる日本人の方でした。
「motivation」という言葉を、私たち日本人は「モチベーション」と発音しますが、実際はもっと複雑な発音をしています。
発音の基本を理解せずに、聴いただけで発音を習得する事はできないと言ってよいでしょう。
発音の基本を理解し、本物の英語と日本語英語の違いを十分に理解してからネイティブのレッスンを受ける事で、何倍もの効果があるのです。
そしてその基本とは、発音記号の本来の意味を理解することなのです。