NPO法人 アルファ発音塾

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コラム

第3回五泉市立五泉東小学校でのモデルレッスン (2013年9月13日更新 小倉陽子)

講演会の様子

9月6日
この数か月、毎月一度五泉市を訪問しています。急峻な山あいをドライブしながら眺める箱根の風景とは異なり、日本の背骨が連なる長野の山々を眺める風景にも似ず、関東平野のいずれからも眺めることのできない風景がそこにあります。何とも心が和む風景です。

稲穂の色づきを楽しむにはまだ早いかもしれないと思いつつ、でも、期待をしながら窓の外に目をやります。ところが、竜巻にこそ見舞われなかったものの沿線の田んぼの稲はほとんど強風に薙ぎ倒れていました。これらの稲はどうなるのでしょう。心配です。

今日は3回目のモデルレッスンです。子どもたちが、資料を片手に三々五々集まってきます。
授業が始まりました。始めはALTと子どもたちのQ&Aです。
「今日は何日ですか。」「何曜日?」「お天気はどんな?」などのやり取りがALTとスムーズに運んでいます。5年生になって半年なのに、なかなかやるではありませんか。感心しました。子どもは与えられれば与えられただけ吸収する姿を見ました。
担任の先生の熱意は言うに及ばず、ALTの先生が、なかなか熱心です。ジェスチャーの身振り手振りが上手で子どもたちの視線を集中させています。

続いて、私たちの番です。導入部分で、sitとshitの違いを絵入りで説明し、発音の大切さを学びながら、子どもたちの笑いも誘いました。
1時限45分のレッスンを4つに分けて展開します。

(1)学校で習う単語の発音 (2)日本語と英語のちがい (3)英会話 (4)歌か劇

「積極的に、コミュニケーションを図ろうとする態度を育てる」を、視野に入れてレッスンを行うことにしています。具体的には、「子どもたちが日常会話を英語で話す」を目指しています。ネイティブの5,6歳の子どもたちの英語です。

講演会の様子

今回は、うれしいことに、「担任の先生がカナ記号でレッスンを進められる」を実感しました。ALTと実によい関係での授業を拝見しました。
これからは、子どもたちの日常会話を収集します。歌や劇を演じて、その成果をお見せできることを願って、一歩一歩楽しみながら進めていきます。

レッスンが終わって、14、5人の子どもが寄ってきました。みんないい顔をしてとてもかわいい。来月が楽しみです。