NPO法人 アルファ発音塾

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コラム

第4回五泉市立五泉東小学校でのモデルレッスン 10月8日 (2013年10月14日更新 小倉陽子)

スパイダーマン現る!?

台風24号が8日、9日ごろ北陸・新潟県の辺りを通過するとの予報に接し、落ち着かない。しかし幸いなことに台風の近づく気配も感じられず8日当日は平穏無事に過ぎました。

学校に着くと、漫画の主役、スパイダーマンが学校の廊下を闊歩しています???
英語圏には子どもたちが楽しみにしている行事があります。魔法使いや海賊のキャプテン、カボチャをあしらった衣装などで仮装し、楽しむイベント、ハロウイーンがそれです。
子どもばかりか、大人も楽しみます。10月31日がその当日ですが、10月に入るとデパートやストアにいろいろグッヅが並び、否が応でも雰囲気が盛り上がります。
あのスパイダーマンは、ALTのカーリー先生に違いない。

さて、今日は4回目のモデルレッスンです。
前回のレッスンの後、これからの授業についての意見の交換がありました。担任の先生から、カナ記号で授業が出来ると発言があり仰天しました。小学生に発音法に則って発音の指導をするという私共の申し出に、はじめは不安・半信半疑が見受けられました。カナ記号の読み方さえ理解していただければ、後は、ヨミガナを読むだけ、そんな難しくはないと説明をいたしましたが、初めて小学校で行うレッスンの反応は何より気になるものでした。それが、早くも期待通りの朗報をいただきました。

子どもたちにやる気を起こさせるのが、教師の役目と言う思いを胸に秘め、前向きに次々にアイディアをめぐらし、それを実行にうつす姿に、「この市長、この教育長にして、この教師あり」を「この親にしてこの子あり」にダブらせています。

文科省のHPに公開されている小学生の英語教育の指導要領には、その目的として、「外国語を用いて積極的にコミュニケーションを図ることができるよう,指導する」。その指導事項の1つとして「積極的に外国語を聞いたり,話したりすること」とある。
出来れば、発音の啓発だけではなく、会話を通して発音を指導できたら、と折角いただいた機会を有効に使いたいと45分間のモデルレッスンに使う教材の作製に力が入ります。

教室の様子

5,6歳の子どもたちでさえ、「何しているの?」【進行形】「ディズニーランドに行ったことある?」【完了形・経験】などの表現を使いこなします。文法に関係なく、そんなやり取りもさせたい。私の試行錯誤は続きます。

今回は、子ども達とお友達になった。レッスンが終わって教室を出ていく子どもたちに、一人、一人、握手をしながら、「See you next month!」とあいさつを交わした。