NPO法人 アルファ発音塾

YESメソッド発音法早わかり

目次

#9 英語に読みガナが必要性なわけ

終わりに

どこの国の人も外国語を学ぶ時、母国語の文字でカナを振ります。
外国語を学ぶ時、日本人も知っている文字でカナを振るとカンタンに外国語が読め、発音できます。
ヨミガナを振るという行為は、わかりやすく、手軽な万国共通の学習方法です。
有用であることは、誰もが認めるところでしょう。

こんな記事を見ました。
「雨の御堂筋」「ラヴ・イズ・オーヴァー」などのヒット曲で、本国のみならず日本でも人気となった台湾出身の歌手・欧陽菲菲さんが、日本語にふったヨミガナについて語ったものです。
欧陽菲菲さんは「あなた」を「阿那他」、「木」を「king」とヨミガナをふったそうです。

英語には、読み方を知るための発音記号があります。
その発音記号に、日本人が読める文字でヨミガナを振ることができたなら、もっと手軽に扱えるものになるでしょう。

しかし、ただカタカナでヨミガナを振っても、通じる発音にはなりません。
その理由は次の2つです。

1.カタカナは2記号1音

カタカナは2記号1音です。これでは「発音のルール」に違反した日本語英語になってしまいます。
発音記号の正しい見方は1記号1音です。

たとえば、車を意味する「car」という単語に「カー」とヨミガナを振りそのまま発音すると、「カ」の子音にアクセントを付けて読んでしまうことになるために正しい英語の発音にはなりません。

これを「カー」と、1記号1音で表現し、さらにアクセント部分をアンダーラインで示せば、自ずと「発音のルール」を守った読んで通じる英語のヨミガナになります。

カタカナは2記号1音です。
2.日本語にない英語の音

英語発音は、日本語発音にない舌や唇の使い方を含んでいます。
そのような発音は、単純なカタカナでのヨミガナで表すことができません。

YESメソッド発音法・カナ記号での、日本語にない音の表現は、前頁の表の通りです。
#8 日本語にない音(囲み字)の発音

だからといって、各々が発音の仕方を自分なりのルールで表記していたらどうでしょう。
振った本人しか理解できないヨミガナでは、人に伝えることができません。それでは利用しにくく効率が悪すぎます。

「カナを振ってはだめ」
「耳で聞いても聞き取れない」

どうすればネイティブに通じる英語の発音を身につけることが出来るのでしょう。
もしも使いやすく体系化されたヨミガナのルールがあり、それで日本が統一されたなら...。

『発音のルールを守りながら、利用しやすい日本人のための新しいヨミガナを作ろう!』

それが、YESメソッド発音法の「カナ記号」が生まれた所以なのです。

「YESメソッド発音法」によるヨミガナは、特殊な言語を話す日本人向けの超発音記号です。
スピーキングとリスニングの向上が確実に期待できます。

現在日本には、YESメソッド発音法のほかに「発音のルール」を守った発音法はありません。
YESメソッド発音法だけが唯一、英語に読んで通じるヨミガナをふることができるのです。

〜YESメソッド発音法早わかり 終わり〜

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